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TOEIC目線で選んだTEDのおススメ No.1 はこちら!

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TEDを活用した英語の勉強法については、こちらの記事もおすすめです。カリスマ英語講師の西田先生が、なぜTEDか? どう選ぶか? 初心者におすすめのTEDは? などを解説しています。gotcha.alc.co.jp

初級者向けTED動画『30日間、新しいことに挑戦しよう』を解説します!

今回は3分27秒という短めのTED動画『30日間、新しいことに挑戦しよう(Try something new for 30 days)』を解説します。話し方がゆっくりで聞き取りやすいため、これからTEDでTOEICリスニング対策を始めようとする人の入門動画としてオススメです!

リスニングのポイントはココ!

スピーカーのMatt Cuttsさんは、スピーキングのスピードもゆっくりで、発音も非常に丁寧なため、その点ではTOEICのナレーションと似ています。特に注意して聞きたいポイントは、次の3つです。

1. 完了形の have の短縮形

まず、動画の29秒で話されているこの一文。

Think about something you’ve always wanted to add to your life…

完了形の have が短縮されて、発音的には「ユーヴ」と聞こえます。 文字で ”You’ve” と見ればすぐに完了形だとわかりますが、リスニングだとわかりにくいですね。

しかし、リスニングでは時制にも気を配りたいため、何度も聞いて耳を慣らしておくのが良いと思います!

2. novel の発音

次は、動画の1分36秒のこの文章に含まれる novel の発音についてです。

Have you ever wanted to write a novel?

日本語では「ノベル」とカタカナ表記されますが、実際の発音はどちらかと言うと「ナヴル」。発音記号は[nάvl]ですね。

3. 聞き取りにくい it

2分10秒のこの一文に含まれる it も聞き取りにくいです。いかがでしょうか?

No. I wrote it in a month.

「イット」と発音してくれると思いがちですが、ほとんどの場合は前後の単語と連結した形で発音されます。今回は、直前の wrote と一体化して「ゥローティッ」みたいな形で聞こえますね。

連結した単語が聞き取れるようになることは、リスニングのスコアアップの重要なポイントですよ!

文法のポイントはココ!

次は、TOEICでも出てきそうな慣用表現や、少し複雑な文法事項を解説していきます!

1. be stuck in a rut「マンネリ化している」

最初の一文で使われている熟語です。

I felt like I was stuck in a rut.

「私はマンネリになっているような感じがした」

stuckstick「~を固定する」の過去分詞で、rut は「常道・決まりきったやり方」という意味です。直訳で「型にはまった生活をしている」としても良いですが、今回は「マンネリ化している」などの方が、くだけた感じで良いと思います! 

2. turns out that~「~であることがわかる」

34秒に出てくる一文にある熟語です。

It turns out (that) 30 days is just about the right amount of time to add a new habit or subtract a habit…

「やってみると、30日というのは新しい習慣を身に着けたり、これまでの習慣をやめたりするためにはちょうど良い長さだということがわかります」

3. 接続詞の while

動画の43秒、次の一文にある while について説明できますでしょうか?

There’s a few things I learned while doing these 30-day challenges.

このように使われる while は、接続詞の while です。接続詞は通常その後ろに主語+動詞を伴います。しかし、この文の while の後ろは、主語+動詞の形になっていません。どういうことでしょうか?

これは重要な文法事項なので、しっかり確認しておきましょう。実は、接続詞の決まりで、「時」と「条件(if など」の副詞節を導く接続詞のうしろは、主語+ be 動詞を省略可能というものがあります。

よって、これは、本来であれば以下のような文だったと言えます。

There’s a few things I learned while I was doing these 30-day challenges.

「私が30日間チャレンジをしている間に学んだことがいくつかあります」 

4. 間接疑問文 where と what

57秒からはじまる一文の中に、間接疑問文の where と what が入っています。構造確認しておきましょう!

And I remember exactly [where I was] and [what I was doing] that day.

この一文において、where節とwhat節はrememberの目的語となっていますね。where I wasは「私がどこに居たか」、what I was doingは「私が何をしていたか」という意味ですね!ということで、訳は次のようになります。

「私はその日に自分がどこに居たか、そして何をしていたかをはっきりと覚えています」

 

5. 長くて訳しにくい文章整理する

1分03秒から始まる一文は、長い上に複雑な文構造になっています。

I also noticed that as I started to do more and harder 30-day challenges, my self-confidence grew.

that の直後の as は接続詞で「~するにつれて」という意味です。よって、that節の中にさらに接続詞節が入るという、ややこしい形になっています。ちなみに訳は次のようになります。

「私がより多くの、そしてより難しい30日チャレンジをし始めるにつれて、自信がついてきたということにも気づきました」 

6. 単数扱いの all

1分48秒のこの一文は、allを使った重要構文です。

all you have to do is write 1,667 words a day for a month.

allは代名詞として使う時、単数扱いの場合も複数扱いの場合もあります。今回は全体的に捉えるため単数扱いとなり、動詞にisが使われています。

そして上記の文には、省略されている語がいくつかあります。補って訳してみましょう。

All (that) you have to do is (to) write 1,667 words a day for a month.

「あなたがしなければならない全ての事は、1ヶ月の間1日につき1,667語書くことだ」

意訳すると「あなたがやらなければいけないのは、1ヶ月の間1日1,667語書くことだけだ」という感じです。

All you have to do is~で「あなたがやらなければいけないのは~だけだ」という構文として覚えても良いですね!

7. untilby の使い分け

最後に、1分56秒の文章に入っている until について、少し詳しくみてみましょう。

By the way, the secret is not to go to sleep until you’ve written your words for the day.
ところで、その秘訣は、あなたがその日の語数を書くまで眠らないことです」

ここで確認したいのは、「~まで」という意味の2つの単語、until(もしくはtill)とbyについて。これら2つの違い、説明できますでしょうか? あやしい場合は、確認しておきましょう!

「~まで」をbyuntil の違い

by(前置詞):
期限す「~まで
)I will go there by five o’clock.「私は5時までにはそこにくだろう」

until(前置詞・接続詞):
・その時点まで継続す「~までずっと」
)I stayed in bed until noon.「私は正午までベッドにいた」

まとめ

TOEICリスニングにおけるナレーションは、一般的なネイティブの話すスピードよりはゆっくりであり、しかも1つ1つの単語の発音がしっかりとしています。今回ご紹介した動画も、非常に聞きやすいプレゼンテーションなのでTOEIC対策にはぴったりです。

テーマも「30日間新たなことにチャレンジしてみよう!」という習慣化の問題であり、誰もにあはてまるものだと感じます。TOEICリスニング対策をしようとしている人は、まずは30日間、続けてみてほしいと思います!

岡本美希

岡本 美希 http://miki-english.jimdo.com/
TOEIC講師 兼 フリーライター。留学経験なし&独学にてTOEICスコア900オーバーを達成した経験を活かし、英語関連のコラムを多数のメディアに寄稿。マンツーマンのTOEICレッスンも開講中。